ママさんブラス「表の顔」と「裏の顔」

ママさんブラスを通して学んだ、ママサークルの作り方やママ特有の人間関係の悩みや乗り越え方などを赤裸々に語ります。

サークルの作り方。ピンっと来たら行動!とは言うものの・・・

出会いはSNS

私が吹奏楽をやっていたのは高校の時。

マイ楽器を持っていた訳でもないので

高校を卒業してからは楽器をさわることはありませんでした。

田舎なので市内には楽団が一つ。

それもたいして上手くはないし、全然魅力的じゃない。

自分がその中で演奏するのは到底想像できないし

もう楽器に触れることは一生ないんだろうな

と思っていました。

やりたくてしょうがない!って感じでもなかったですしね。

 

その頃、あるSNSの中のコミュニティーに『ママさんブラスバンド』なるものを

たまたま目にしたのです。

その時私には保育園に通う2人の子供がいて、

仕事もしていましたが、

『子育てをしながらサークル活動をする』という

なんともキラキラしているママたちの存在を知って

ワクワクしている自分に気が付いたんです。

 

ワクワクしたらそれを原動力に即行動

ピン!と来た瞬間だったのかもしれません。

近くに魅力的な楽団がないなら

1から作ったら面白そう!

ママ×吹奏楽 

新しい!

市内の吹奏楽団は、客観的に見ててもマンネリしていたし

なんと言ってもワクワクしなくて。

この町にはない新しいものが作れる!って思いました。

 

まずは情報集めから

ピン!と来たところで、まだよしやるぞ!!ってモチベーションまでは上がりません。

そりゃそうです。

1人でただなんとなく思ったことですし、

吹奏楽団の立ち上げのノウハウもありませんから。

そこでまずは情報集めから始めました。

ここでも活躍したのはSNS。

その頃の主流はmixiの中のコミュニティでした。

そこでの情報収集が第一歩でした。

誰かに情報をいただくということはありがたくて

また、「ひとりじゃないんだ」という気持ちにもなれます。

 

・誰と一緒に始めたのか

・どうして始めようと思ったのか

・どうやって立ち上げたのか

・行政の力を借りるとしたらどうしたらいいのか

・人集めはどうやったのか

 

気になることは事細かく聞きました。

1人だけではなくて色んな団体の方から聞きました。

本当にSNSは便利です。

利用しないなんてもったいないですね。

 

でも私はここで多分半年くらいは情報集めしてたんじゃないかな?(笑)

きっと初めの1歩、踏み出す勇気がなかったのかもしれません。

一歩踏み出しちゃえば早いのにね!

このことは後々思い知らされました。

 

まずは仲間を見つけよう!

仲間を見つけると、話が進みます。

話が進むと、一歩踏み出すのも意外と簡単に出来ちゃいます。

なので、まずは身近な人でもいいので『味方』を作りましょう。

初めの一歩は、慎重な人よりも、ノリノリな人がおすすめです。

自分の気持ちを盛り上げてくれるような人がいいですね。

私が声をかけたのも、そんなタイプの友人でした。

真面目ではないけど、情熱のある人。

でも結局、本当にノリだけで特に何をやってもらったわけでもありません。

「いいねー!」と言ってもらっていただけの気がします(笑)

それでも理解してもらえる人がいるだけでも一歩踏み出すのは簡単になるのです。

誰かにやってもらおうというつもりではなく、自分が動くつもりで、

動かしてくれる誰かを探すのがいいですね。

初めからメンバーを集めてしまうのもいいと思います。

メンバーを集めてから具体的なことを進める。この方が早く進みます。

というわけで、第一歩は仲間探しから!

ちなみに、私を動かしてくれた友人は、発足から間もなくしてすぐにやめていきました。

別に仲間割れとかしたわけではありませんよ。(笑)

 

コンセプトを決める

これ、意外と大事です。

これを決めておくと、後々壁にぶつかったときにぶれません。

一歩進む時の道しるべにもなってくれます。

私が考えたコンセプトは、『子育て中のママたちの居場所を作る』でした。

自分自身が、“弧育て”気味だったので、何かをきっかけに居場所がほしかったのかもしれません。

10年以上経つ今でもそこはぶれていませんね。

それ故に大変なこともありましたが、それはまた追々・・・。

 

利用できるものはなんでも使う!

楽団を立ち上げるにあたって、まず初めに動き出したのが場所探しでした。

どんなサークルを作るにしても、『場所』が必要になってきますよね。

英会話サークルとかなら、その辺のカフェに集まってやるってのもありなので

そんなに高い壁ではないかもしれません。

でも、野球とかバスケとか、限られた場所でしかできないスポーツなどは

『施設』が必要になります。

吹奏楽も同じで、『大音量が出せる広い場所』が必要でした。

そして作ろうとしているのは『ママさんブラス』。

子供に安全、ママにやさしい、そんな施設かどうかも重要視したいところでした。

まず初めに動いたのが行政への問い合わせです。

行政と聞くとちょっとハードルが高いかもしれませんが、だいたいどの区や市にも、「生涯学習課」や「スポーツ振興課」みたいなのがあると思います。

自分の立ち上げたいサークルを検索してみて、どこかの課でメンバー斡旋などやっていてくれたら迷わずそこに問い合わせましょう。

問い合わせる時には、メールでも構いません。

私は、自分の住む町だけではなくて、4市くらいを視野に入れていたので、すべての市に問い合わせのメールを入れました。

内容はこんな感じ。

「ママさんが主体となった子供連れ可能な吹奏楽サークルを作ろうと思っているのですが、この市には吹奏楽の練習が可能な施設はございますか?

広さや利用価格、どの様に予約したら良いのか、また子供連れなのでベビーカーがOKか、おむつ替えシートがあるかどうかも合わせて教えて頂きたいのですが。」

もちろん、どこの誰か名乗った上でもう少し丁寧な文脈ですが、内容としては趣旨と聞きたいことを盛り込みます。

 

すると、数日でお返事いただけました。

無料で使えるのは、私の住む町に4施設ありました。

他の市は、有料の所がほとんどでした。

 

メンバー集めは最新のツールも使う

ここまで来るのに、なんと約1年もかかっていました(汗)

友達に話を聞いてもらったり、アイディアをもらったりしながらも、ほぼ私一人で動いてきました。

今思うとなんと勿体ない。。

その時は着実に前に進んでいたので1年も経っていたとはこの時は気がついていません。

いよいよ、メンバー集めだ!と意気込んでいました。

ここで集まらなければ終わりです。

私がメンバー集めに使ったのがやはりSNS。

とりあえず数人集まれば良かったので、まずはママが集まる地域のコミュニティサイトを見つけてそこにメンバー募集の投稿をしました。

その他、ママに限定せず、地域のコミュニティサイトにも書き込みました。

今なら、TwitterやFacebookなどが有力かもしれません。

予め、興味ありそうな人をフォローしておいて、準備段階から呟いておいたら尚更いいかもしれません。

スポーツ関係なら、メンバー募集用のサイトがあったりします。

今の時代は便利です。

よっぽど高齢者を集めようと言うのでなければ、SNSを使うのがまずは手っ取り早いです。

この時は気軽に書き込むのがいいかもしれません。

あまり気合いを入れすぎて、「こんなチームにしたいんです!こんな活動がしたいんです!」と書き込んでもハードルが高くなるだけなので。

そう言う思いは、メンバーが集まってから直接語りかけた方が説得力が増しますし、信頼感にも繋がります。

と言うわけで、私もこの手法で、10名くらいの方からお問い合わせをいただきました。

田舎にしては優秀です!(笑)

メンバーが集まればこっちのもの!

あとは前に進むだけです。